業務用空調工事専門店の美ら島空調です。
今回は「業務用エアコンの故障サインと対応策|修理依頼から法令遵守までの全手順」についてご説明させていただきます。
業務用エアコンは、オフィスや店舗の快適性、そして業務の円滑な進行を支える重要な設備です。機器の部品交換や修理が必要なサインを見逃すと、業務停止や商品の損害につながりかねません。
この記事では、業務用エアコンの故障を示す具体的なサインと、フロン排出抑制法などの環境規制への対応を含めた、修理依頼から作業完了までの一連の流れを解説します。
1. 部品交換や修理が必要な具体的サインと対応策
空調設備は、人の快適と業務の円滑な進行に直接影響します。以下のサインが見られたら、すぐに専門業者へ相談しましょう。
サイン | 想定される原因と重要性 | 対応策 |
異音・振動の発生 | ファンやモーター、圧縮機などの部品の劣化や異常。放置すると重大な故障につながります。 | すぐに運転を停止し、専門業者に点検を依頼。 |
冷暖房の効きが悪い | フロンガスの漏えい(ガス不足)、フィルターの詰まり、熱交換器の汚れなど。 | 定期点検記録を確認し、速やかに冷媒のチェックとクリーニングを依頼。 |
水漏れ | ドレンパンやドレンホースの詰まりや破損。カビや臭いの原因にもなります。 | 応急処置として水滴を拭き取り、ドレン経路の清掃を依頼。 |
エラー表示の点滅 | センサーや基盤の故障を示す代表例。機器の動作停止につながります。 | エラーコードを控えてメーカーや保守サービスに相談。 |
対応策のポイント:
- 早期発見・迅速な対応: 保守点検を定期的に実施していれば、トラブルの早期発見と修理期間の短縮が可能です。
- 寿命とガイドライン: 各種部品の寿命やメーカーのガイドラインを参考に、最適なタイミングでの交換を行うことが、機器を長持ちさせる秘訣です。
2. フロン排出抑制法や環境対応型サービス利用時の注意点
業務用エアコンの修理やメンテナンスを行う際には、フロン排出抑制法といった環境規制への対応が必須です。
- 法令遵守の徹底確認: フロンガスの取り扱いや漏えい点検は、資格を持つ業者に依頼する必要があります。違法な排出や処理は罰則の対象となるため、依頼先が法令遵守の体制を整えているか、必ず確認しましょう。
- 環境対応型サービスの選定: クリーニングサービスを選ぶ際は、使用する洗剤や処理方法が環境に配慮されたものであるか事前に相談することで、安心して設備管理を行うことができます。
3. 故障発生時の修理依頼から作業完了までの一連の流れ
業務用エアコンが故障した際の修理依頼から作業完了までの流れを知っておくことで、落ち着いて対応できます。
- 修理依頼・相談: 空調設備の状況(故障サイン、エラーコードなど)を確認し、専門の業者やメーカーに相談・修理依頼を行います。
- 現場調査と診断: 受付後、技術者が現場に到着し、本体点検や故障個所の詳細を調査します。
- 分解・内部清掃・修理:
- 故障個所の部品を取り外し、修理や交換を行います。
- 同時に熱交換器などのホコリやカビを高圧バキュームや専用薬剤で徹底的に除去します。ドレンパンやフィルターなどの汚れやすい部分もクリーニングされ、抗菌・防カビ処理も実施されます。
- 組み上げと動作確認: すべての清掃・修理が終われば、装置を組み直し、外装パネルまで丁寧に拭き上げます。最終的に動作確認を行い、空調能力や安全性に異常がないかをしっかり確認して作業完了となります。
こうした丁寧な流れが、快適で安全な業務空間維持には欠かせません。空調のプロのアドバイスやメンテナンスプランを活用し、安心かつ快適な環境を守ることがポイントです。
弊社でもお客様に最適な空間を提供できるようご提案させていただいておりますので、 相談したい内容がございました是非お問い合わせください。
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